ネイティブスピーカーとの5つの会話パターン|習得して次のステップへ

フレーズ集

日常会話やビジネス英語をある程度話すことができ、英語を第二言語とする人とはもちろん、ネイティブスピーカーと一対一の会話も難なくこなせるようになったと仮定します。

このようなスキルを持っているのに、ネイティブスピーカーが集まる場で話し始めると、途端に内容を理解するのが困難になるという経験はないでしょうか?

また、映画やドラマを字幕なしで理解するのも同じくらい難しいと感じることもあるかもしれません。

私自身も、そのような経験を何度もしました。

ネイティブの会話がわからないのは、教科書的な内容よりも口語表現やスラングといった独特の言い回しがわからないことが大きな原因のひとつです。

本記事では、ネイティブスピーカーとの会話において役立つフレーズや会話例を、5つのカテゴリに分けて紹介します。また、各カテゴリで頻繁に使用される単語も取り上げます。

最後に、ネイティブスピーカーと実際に会話ができる、おすすめのオンライン英会話スクールを紹介します。これらの情報を活用し、実践を通じて英語力をさらに向上させてみてください。

日常会話の口語表現とスラング

一般的な口語表現とスラングを学ぶことで、日常の会話や映画、ドラマでよく使われる表現を理解する力を高めます。

フレーズの例

What’s up?

どう? ・・・カジュアルな挨拶の一つで、相手の様子や最近の出来事を尋ねます。

Hey, what’s up?”
(やあ、調子はどう?)

I’m beat.

(疲れた) ・・・自分がとても疲れていることを表現する口語表現です。

I just finished my work, and I’m beat.
(仕事を終えたところ、疲れたよ)

Hang out.

(つるむ) ・・・友達とリラックスした時間を過ごす、または何かをするという意味のフレーズです。

Do you want to hang out this weekend?
(今週末、遊びに行かない?)

Get it.

(理解する)・・・ 何かを理解または把握するという意味のフレーズです。

Do you get it?
(理解した?)

No big deal.

(大したことない) ・・・何かが大した問題でないということを示すフレーズです。

Don’t worry about it. It’s no big deal.
(心配しないで、大したことないよ)

Hang in there.

(頑張って)・・・ 困難な状況でも諦めずに頑張るようにと励ますフレーズです。

I know it’s tough, but hang in there.
(大変だと思うけど、頑張って)

Piece of cake.

(朝飯前) ・・・何かがとても簡単であることを表現するフレーズです。

That test was a piece of cake.
(そのテストは朝飯前だった)

Give me a break.

(勘弁して)・・・ 自分がストレスを感じている状況で一息つきたいときに使うフレーズです。

I’ve been working all day. Give me a break.”
(一日中働いていたんだ。ちょっと休ませてよ)

Cut it out.

(やめて) ・・・相手に何かを止めるように要求するときに使用するフレーズです。

Cut it out! That’s not funny.
(やめて!それは面白くないよ)

Take it easy.

(落ち着いて)・・・ 落ち着いて、リラックスするように助言する

You’re stressing out too much. Take it easy.
(あまりにもストレスを感じすぎだよ。落ち着いて)

会話の例

A: “Hey, what’s up?”
(やあ、調子はどう?)

B: “Not much. Just finished work. I’m beat.
(別に。ただ仕事を終えたところで、疲れたよ)

A: “Want to hang out tomorrow?”
(明日つるむ?)

B: “Sure, that would be great.”(うん、それいいね)


A: “Do you get it?”
(理解した?)

B: “Not really, can you explain it again?”
(あんまり、もう一度説明してもらえる?)

A: “Of course, let’s go over it.”
(もちろん、見直してみよう)

B: “Thanks, I appreciate it.”
(ありがとう、助かるよ)


A: “I forgot to bring my assignment.”
(課題を持ってくるのを忘れちゃった)

B: “Don’t worry about it. It’s no big deal.”
(心配しないで、大したことないよ)

A: “Really? But I don’t want to get in trouble.”
(本当に?でも問題になりたくないな)

B: “Just explain it to the teacher. She’ll understand.”
(先生に説明すれば、理解してくれるよ)


A: “I can’t believe I have to work this weekend.”
(信じられない今週末も働かないといけない)

B: “Hang in there. You’re doing a great job.”
(頑張って、素晴らしい仕事をしているよ)

A: “Thanks, I’ll try.”
(ありがとう、頑張るよ)

B: “That’s the spirit!”
(その調子!)


A: “I finished the project in just one day.”
(プロジェクトをたった一日で終えたよ)

B: “Wow, that must have been a piece of cake for you.”
(わあ、それならあなたにとっては朝飯前だったんだね)

A: “Well, it wasn’t too difficult.”
(まあ、それほど難しくなかったよ)

B: “I’m impressed!”
(感心したよ!)

単語

単語解説例文
dude
(男、やつ)
友人や知り合いに対して使うカジュアルな表現。“Dude, where have you been?”
(おい、どこにいたんだ?)
chill
(リラックスする)
リラックス、ストレスを感じずに過ごすときに使う。“Let’s chill at the park later.”
(後で公園でリラックスしよう)
crash
(寝る、泊まる)
寝るまたは泊まるという意味。“I’m too tired to drive home. Can I crash at your place?”
(家まで運転するのが疲れた。君のところに泊まってもいい?)
sick
(素晴らしい)
クールや素晴らしいという意味。主に若者の間で使われます。“That’s a sick car!”
(それは素晴らしい車だね!)
busted
(バレた)
バレた、捕まったという意味。“He tried to cheat on the test, but he got busted.”
(彼はテストでカンニングをしようとしたけど、バレた)
ripped
(筋肉質の)
筋肉質であるという意味。“He’s been going to the gym a lot and is totally ripped.”
(彼はジムによく行ってて、すごく筋肉質になった)
buck
(ドル)
ドルという意味。“I bought this shirt for ten bucks.”
(このシャツを10ドルで買ったよ)
hangover
(二日酔い)
飲み過ぎて次の日に頭痛や気分が悪くなる状態。“I have a terrible hangover from last night.”
(昨夜の二日酔いがひどい)
jerk
(意地悪な人)
他人を不快にさせる行動をする人。“Don’t be such a jerk.”
(そんなに意地悪しないで)
stoked
(ワクワクして)
ワクワクして、とても興奮している状態。“I’m stoked about the concert tonight.”
(今夜のコンサートにとてもワクワクしている)


イディオムと慣用表現

英語のイディオムと慣用表現を理解し、使うことで、ネイティブのような自然な英語表現が可能になります。

知らないと全く意味が分からないものばかりなのでなるべく多く覚えておきたいです。

フレーズの例

Break a leg

(頑張って) ・・・パフォーマンスや試みに対して、成功を祈る表現。

Break a leg on your presentation today!
(今日のプレゼン、頑張ってね!)

Bite the bullet

(困難に耐える)・・・ 困難な状況に立ち向かうことを意味する表現。

I know it’s tough, but you need to bite the bullet and face your fears.
(大変だとわかってるけど、困難に耐えて恐怖に立ち向かわないとね)

Hit the sack

(寝る) ・・・寝る、寝る時間だという意味。

I’m exhausted. I’m going to hit the sack.
(疲れた。寝るわ)

Let the cat out of the bag

(秘密を漏らす) 秘密を明かす、誤って秘密を漏らすこと。

I accidentally let the cat out of the bag about the surprise party.
(誤ってサプライズパーティーの秘密を漏らしてしまった)

The ball is in your court

(次の行動はあなた次第) 次の行動を相手に任せる、相手の判断に任せること。

I’ve done my part, now the ball is in your court.
(私は自分の役目を果たした、次はあなたの番だ)

Get cold feet

(臆病になる) 何かをする直前に怖気づく、やめてしまうこと。

He got cold feet just before the wedding ceremony.
(彼は結婚式直前に臆病になった)

Throw in the towel

(あきらめる) 諦める、努力を止めること。

I’ve tried so many times, but I’m ready to throw in the towel.
(何度も試したけど、もう諦めるしかない)

A piece of cake

(簡単なこと) 何かが簡単であること。

The exam was a piece of cake.
(試験は簡単だった)

Out of the blue

(突然) 予期せぬ状況や出来事。

She showed up out of the blue after not seeing her for years.
(何年も会っていなかった彼女が突然現れた)

Barking up the wrong tree

(誤った方向に努力する) 間違った仮定や結論を導いていること。

If you think I’m the one who broke the vase, you’re barking up the wrong tree.
(私が花瓶を割ったと思ってるなら、全く間違ってるよ)

会話の例

A: “I heard you aced the test. How did you do it?”
(試験で満点取ったって聞いたよ。どうやったの?)

B: “Oh, it was a piece of cake. I’ve been studying for weeks.”
(ああ、それは簡単だったよ。何週間も勉強してたからね。)

A: “Wow, I need to hit the books then.”
(うわー、それなら私も勉強しないと。)

B: “That’s the spirit!”
(その調子!)


A: “Did you hear about Tom? He quit his job.”
(トムのこと聞いた?彼、仕事辞めたんだって。)

B: “Really? He threw in the towel, huh?”
(本当に?彼、諦めたんだね。)

A: “Yes, he said he’s going to travel the world.”
(うん、彼、世界を旅するって言ってたよ。)

B: “That’s so like him to do something out of the blue.”
(それは彼らしいよね、突然何かを始めるっていうのは。)


A: “I’ve been trying to get her attention but she keeps ignoring me.”
(彼女の注意を引こうとしてるんだけど、ずっと無視されてるんだ。)

B: “Maybe you’re barking up the wrong tree. Try a different approach.”
(多分、間違った方法を試してるんだよ。違うアプローチを試してみて。)

A: “You’re right. I need to change my game plan.”
(その通りだね。自分の戦略を変えないと。)

B: “That’s the spirit. You got this!”
(その調子だよ。君ならできるさ!)


A: “I’ve been thinking about asking her out.”
(彼女にデートに誘おうかと思ってるんだ。)

B: “Don’t get cold feet now. You should go for it!”
(今さら怖気づいてはダメだよ。行くべきだよ!)

A: “You’re right. I should bite the bullet.
(その通りだね。勇気を出してやるべきだ。)

B: “That’s what I like to hear!”
(そう聞きたかったよ!)


A: “He’s been acting weird lately.”
(彼、最近変な行動を取るんだよね。)

B: “Maybe he’s got something on his mind. Why not ask him?”
(何か考え事があるのかもしれないね。彼に聞いてみたら?)

A: “I think you’re right. I shouldn’t beat around the bush.”
(その通りだね。遠回しにせずい聞いてみる)

B: “That’s a good plan. Open communication is always best.”
(それがいいね。オープンなコミュニケーションが最善だよ。)


単語

単語解説例文
Bullet
(弾丸)
物理的な弾丸だけでなく、困難や問題を回避するという比喩的な意味もあります。“He dodged the bullet.”
(彼は危機を回避した)
Sack
(寝る)
袋という意味だけでなく、寝るという意味で使われる。“He hit the sack early.”
(彼は早く寝た)
Cat
(猫)
‘Let the cat out of the bag’は秘密を漏らすという意味の成句です。“Don’t let the cat out of the bag.”
(秘密を漏らさないで)
Ball
(ボール)
ボールという意味だけでなく物事の信仰という意味で使われる。The ball is in your court.”
(次はあなたの番です)
Towel
(タオル)
‘Throw in the towel’はボクシングから来ており、諦める、降参するという意味。He threw in the towel.”
(彼は諦めた)
Cake
(ケーキ)
‘Piece of cake’は何かが簡単であるという意味の成句“The task was a piece of cake.”
(その仕事は簡単だった)
Blue
(青)
‘Out of the blue’は何かが突然、予期せずに起こるという意味の成句“He appeared out of the blue.”
(彼は突然現れた)
Tree
(木)
‘Barking up the wrong tree’は誤った仮定や結論を導いているという意味の成句“You’re barking up the wrong tree.”
(全く間違っています)


フィラーとヘッジ

ネイティブスピーカーの会話の中で頻出するフィラーとヘッジを学び、自然な英語のリズムとフローを掴むことができます。

自分でもいろいろなバリエーションをもっておくと会話がスムーズに進みます。日本人はどうしても、「えーっと」とか「うーん」とか日本語のフィラーを使う癖があるので話すときにも意識して使うのがおすすめです。

フレーズの例

You know

(だってさ) ・・・会話の途中で、相手が理解しているか確認するために使います。

It’s really cold today, you know?
(今日はすごく寒いんだよね?)

I mean

(つまり) ・・・ 自分の意見や感想を詳しく説明するために使います。

I didn’t like it, I mean, it wasn’t terrible, but I wouldn’t go again.
(あまり気に入らなかった、つまり、それがひどいわけではないけど、もう一度行くことはないだろう)

Like

(なんていうか) ・・・何かを説明するときや、話を途切れさせずに考える時間を稼ぐために使います。

It was like, really surprising to me.
(それは、なんていうか、本当に驚きだったんだ)

Well

(えーと) ・・・応答する前に少し考える時間を稼ぐために使います。

Well, I’m not sure about that.
(えーと、それについては確信がないな)

Sort of / Kind of

(ちょっと/何となく) ・・・何かが完全ではなく、ある程度であることを示すために使います。

I’m sort of tired right now.
(今、何となく疲れているんだ)

Actually

(実は)・・・ ある事実や情報を強調するために使います。

Actually, I’ve never been there before.
(実は、私、そこに行ったことがないんだ)

Basically

(基本的に) ・・・何かの要点や基本的な事実を示すために使います。

Basically, we need to finish this project by next week.
(基本的に、私たちは来週までにこのプロジェクトを終わらせる必要がある)

Anyway

(とにかく) ・・・解説: 会話の話題を変えるか、元の話題に戻すために使います。

Anyway, we should get back to work.
(とにかく、私たちは仕事に戻るべきだ)

Probably

(たぶん) ・・・ 何かが起こる可能性があることを示すために使います。

I will probably go to the gym later.
(私は後でジムに行くでしょう)

I guess

(そうだと思う) ・・・ 自分の意見や推測を表現するために使います。

I guess it’s going to rain tomorrow.
(明日は雨になるんじゃないかと思うんだ)

会話の例

A: “Well, I was thinking about going to the movies.”
(えーと、映画に行くことを考えていたんだ)

B: “That sounds like a good idea. What do you want to see?”
(いいアイデアだね。何を見たいの?)

A: “I’m not sure yet, you know. Maybe something funny.”
(まだ確かじゃないんだ、何か面白いものかな)

B: “Actually, there’s a new comedy out. We could see that.”
(実は、新しいコメディが出てるんだ。それを見るのはどうだろう)


A: “I mean, I didn’t hate the restaurant, but I wouldn’t go again.”
(つまり、レストランが嫌いだったわけではないけど、もう一度行くことはないだろうな)

B: “Oh, really? I sort of liked it.”
(え、本当に? 私、ちょっと好きだったけど)

A: “Well, maybe it was just not my kind of place.”
(えーと、多分ただ私の好みではなかっただけかもしれないね)

B: “Yeah, I guess everyone has different tastes.”
(うん、そうだと思う、みんな好みが違うからね)


A: “I’m like, really tired today.”
(なんていうか、今日は本当に疲れているんだ)

B: “You should probably get some rest.”
(たぶん少し休んだ方がいいよ)

A: “Yeah, I guess you’re right. I’ll go to bed early tonight.”
(うん、そうだと思う、君が正しいよ。今夜は早く寝るよ)

B: “Sounds like a good plan.”
(いい計画だね)


A: “Basically, I’m thinking about changing my job.”
(基本的に、私は仕事を変えることを考えているんだ)

B: “Really? Have you found anything interesting?”
(本当に?何か面白いものを見つけたの?)

A: “Not yet, but I’m looking, you know.”
(まだだけど、探しているんだよ)

B: “Well, good luck with that.”
(それなら、頑張ってね)


A: “I went to this great party last weekend, you know.”
(先週末にすごいパーティに行ったんだよ)

B: “Oh really? Who was there?”
(え、本当に?誰がいたの?)

A: “Well, there were a lot of people. I met some new friends.”
(えーと、たくさんの人がいたよ。新しい友達にも出会ったんだ)

B: “That sounds like fun. I hope Ican join next time.”
(それは楽しそう。次回は参加できるといいな)


単語

単語解説例文
Um
(えーと)
会話を途切れさせずに考える時間を稼ぐためのフィラー語です。“Um, I think it’s over there.”
(えーと、それはあそこにあると思うんだ)
Er
(えーと)
あることについて考える時間を稼ぐためのフィラー語です。“Er, could you repeat that?”
(えーと、それをもう一度言ってもらえますか?)
Ah
(ああ)
理解や認識を示すためのフィラー語です。“Ah, I see what you mean.”
(ああ、何を言いたいのかわかったよ)
Hmm
(うーん)
疑問や不確実性を示すためのフィラー語です。“Hmm, I’m not sure about that.”
(うーん、それについては確信がないな)
So
(だから)
会話を始めるためのフィラー語や、何かの結論を示すために使います。“So, what are you doing this weekend?”
(だから、この週末何をする予定なの?)
Right
(そうだね)
同意を示すためのフィラー語であり、または行動を始めるための合図として使います。“Right, let’s get started.”
(そうだね、始めよう)
Just
(ただ)
何かが完全に確定していないことを示すために使います。“I’m just not sure about this.”
(ただ、これについては確信がないんだ)
Quite
(かなり)
何かがある程度存在することを示すために使います。“It’s quite cold today.”
(今日はかなり寒いね)
Pretty
(かなり)
何かが高い程度であることを示すために使います。“The movie was pretty good.”
(その映画はかなり良かったよ)
Rather
(むしろ)
一つの選択肢より他の選択肢を好みことを示すために使います。“I’d rather stay home today.”
(今日はむしろ家にいたいな)




丁寧な表現と要求の仕方

丁寧さを示す表現や要求の仕方を学ぶことで、さまざまな状況で適切にコミュニケーションをとることができます。

同じような意味でもいろいろなフレーズがありますし、ネイティブは特に場面に応じて使い分けているのでなるべくたくさん覚えておくと会話が聞き取りやすくなります。

フレーズの例

Could you possibly…?

(もしよろしければ~していただけませんか?) ・・・直訳すると「可能であれば」ですが、日本語の「もしよろしければ」と同じような意味で使われます。非常に丁寧な要求の仕方です。

Could you possibly give me a hand with this?
(もしよろしければ、これを手伝っていただけませんか?)

Would you mind if…?

(もしよろしければ~してもよろしいですか?)・ 他人に許可を求めるときに使うとても丁寧な表現。

Would you mind if I open the window?
(もしよろしければ窓を開けてもよろしいですか?)

I wonder if you could…?

(~していただけると嬉しいのですが。) ・・・直訳すると「~していただけると嬉しい」という意味ですが、実際には「~していただけますか?」という意味になります。丁寧な要求の仕方です。

I wonder if you could turn down the music a bit?
(音楽を少し静かにしていただけると嬉しいのですが。)

I’m afraid that…

(申し訳ないのですが、~) ・・・悪いニュースを伝えるときに使います。直訳すると「私は怖れている」となりますが、「申し訳ないのですが」という意味で使われます。

I’m afraid that I can’t join the party.
(申し訳ないのですが、パーティーには参加できません。)

Excuse me, but…

(すみませんが、~) ・・他人に何かを尋ねたり、要求したりするときに使います。丁寧な表現です。

Excuse me, but could you tell me the time?
(すみませんが、時間を教えていただけますか?)

I’m terribly sorry, but…

(大変申し訳ありませんが、~) ・・・深く謝罪するときに使います。非常に丁寧な表現です。

I’m terribly sorry, but I can’t make it to the meeting.
(大変申し訳ありませんが、会議に出席できません。)

I’d appreciate it if you could…

(~していただければありがたいのですが。) ・・・「~していただければありがたい」という意味ですが、実際には「~していただけますか?」という丁寧な要求の仕方として使われます。

I’d appreciate it if you could call back later.
(後でかけ直していただければありがたいのですが。)

May I kindly ask you to…?

(お手数ですが~していただけますか?) ・・・他人に何かを頼むときに使います。とても丁寧な表現です。

May I kindly ask you to check the document for me?
(お手数ですが、その書類を私に確認させていただけますか?)

It would be great if you could…

(~していただけると助かります。)・・・ 「~していただけると助かる」という意味ですが、実際には「~していただけますか?」という丁寧な要求の仕方として使われます。

It would be great if you could send me the report by tomorrow.
(明日までにレポートを送っていただけると助かります。)

I regret to inform you that…

(残念ながらお伝えしなければならないことですが、~)・・・ 悪いニュースを伝えるときに使います。非常に丁寧な表現です。

I regret to inform you that our meeting has been cancelled.
(残念ながらお伝えしなければならないことですが、私たちの会議はキャンセルになりました。)

会話の例

A: “Could you possibly check this report for me?”
(もしよろしければ、このレポートをチェックしていただけませんか?)

B: “Of course, I’d be glad to.”
(もちろん、喜んでお手伝いします。)

A: “I’d appreciate it if you could give me your feedback by tomorrow.”
(明日までにフィードバックをいただければと思います。)

B: “I’ll make sure to do that.”
(それを確認するようにします。)


A: “Would you mind if I turned the air conditioning on?”
(エアコンをつけてもよろしいですか?)

B: “No, not at all. Please go ahead.”
(いえ、全然大丈夫です。どうぞ。)

A: “Thank you. I’m afraid it’s a bit hot in here.”
(ありがとうございます。申し訳ないのですが、ここは少し暑いです。)

B: “No problem at all.”
(全く問題ありません。)


A: “I wonder if you could help me with this presentation?”
(このプレゼンテーションを手伝っていただけると嬉しいのですが。)

B: “Sure, what do you need help with?” (もちろん、どこが困っていますか?)

A: “I’m having trouble with the data analysis part.”
(データ分析の部分で困っています。)

B: “I see. Let’s work on it together then.”
(なるほど、それなら一緒に取り組みましょう。)


A: “Excuse me, but could you tell me where the restrooms are?”
(すみませんが、トイレはどこにありますか?)

B: “Sure, they are just around the corner to the left.”
(もちろん、左の角を曲がったところにあります。)

A: “Thank you very much for your help.”
(お手伝いいただきありがとうございます。)

B: “You’re welcome. If you need anything else, feel free to ask.”
(どういたしまして。何か他に必要なことがあれば、遠慮なく聞いてください。)


A: “I’m terribly sorry, but I’ve misplaced the documents you gave me.”
(大変申し訳ありませんが、あなたが渡してくれた書類を紛失してしまいました。)

B: “That’s unfortunate. Do you need another copy?”
(それは残念です。もう一部必要ですか?)

A: “Yes, if it’s not too much trouble.”
(はい、それが問題でなければ。)

B: “Not at all, I’ll get that to you right away.”
(全く問題ありません、すぐにそれを提供します。)

単語

単語例文解説
Appreciate
(ありがたいと思う)
“I appreciate your help.”
(あなたの助けをありがたいと思います。)
人の助けやサポートに感謝を表現するときに使う。
Regret
(残念に思う)
“I regret to inform you that the event has been cancelled.”
(残念ながらイベントはキャンセルされたと知らせします。)
悪いニュースを伝えるときに使います。
Excuse
(許す、許可する)
“Excuse me, I need to get past.”
(すみません、通りたいのですが。)
他人に何かを尋ねたり、許可を求めるときに使う。
Possibly
(かもしれない)
“Could you possibly help me with this?”
(ひょっとすると、これを手伝ってもらえますか?)
他人に何かを頼むときに使います。
Wonder
(不思議に思う)
“I wonder if you could help me with my homework.”
(宿題を手伝ってくれると嬉しいのですが。)
他人に何かを尋ねたり、要求するときに使います。
Mind
(気にする)
“Would you mind if I opened the window?”
(窓を開けてもいいでしょうか?)
他人に許可を求めるときに使います。
Terribly
(とても、非常に)
“I’m terribly sorry for the mistake.”
(その誤りについて大変申し訳ありません。)
深く謝罪するときに使います。
Afraid
(残念ながら)
“I’m afraid that’s not possible.”
(申し訳ありませんが、それは不可能です。)
悪いニュースを伝えるときに使います。
Kindly
(親切に)
“Could you kindly check this for me?”
(親切にこれをチェックしてもらえますか?)
他人に何かを頼むときに使います。
Great
(素晴らしい)
“It would be great if you could help me.”
(もし手伝っていただけると嬉しいです。)
他人に何かを頼むときに使います。


文化的な背景を持つ比喩的表現

直訳すると全く異なる意味になる比喩的な英語表現です。特定の文化や地域で使われる英語の表現を理解することで、より深い英語の理解が可能になります。

フレーズの例

It’s raining cats and dogs.

(土砂降りだ)・・・このフレーズは、非常に激しい雨を表すイディオムです。

I forgot my umbrella, and it’s raining cats and dogs outside.
(傘を忘れてしまった、外は土砂降りだ)

Spill the beans.

(秘密をばらす)・・・このフレーズは、秘密を明かすことを意味するイディオムです。

Come on, spill the beans. Who won the game?”
(さあ、秘密をばらして。誰がゲームに勝ったの?)

Kick the bucket.

(死ぬ)・・・直訳すると「バケツを蹴る」ですが、これは「死ぬ」または「壊れる」を意味する口語表現です。

My old laptop finally kicked the bucket.
(私の古いラップトップはついに壊れてしまった)

Break a leg.

(頑張って)・・・舞台での成功を祈る表現で、直訳すると「足を折れ」ですが、これは「頑張って」を意味します。

You’re going on stage soon. Break a leg!
(もうすぐステージに上がるんだね。頑張って!)

Bite the bullet.

(我慢する)・・・困難な状況に耐える、または望ましくない事態に対処することを意味する表現。

I hate going to the dentist, but I guess I’ll have to bite the bullet.
(歯医者に行くのは嫌だけど、我慢しないとね)

Hit the sack.

(寝る)・・・「寝る」または「ベッドに入る」を意味する口語表現です。

I’m really tired. I think I’ll hit the sack.
(本当に疲れた、寝ることにするよ)

Barking up the wrong tree.

(見当違い)・・・解説:誤った見解や誤った方向に進んでいることを意味する表現です。

If you think I’m the one who broke the vase, you’re barking up the wrong tree.
(私が花瓶を割ったと思っているなら、見当違いだよ)

A piece of cake.

(楽勝)・・・何かがとても簡単であることを示す表現です。

The test was a piece of cake.
(テストは楽勝だった)

When pigs fly.

(絶対にありえない)・・・何かが絶対に起こらないという意味を持つ表現です。

I’ll clean my room when pigs fly.
(豚が空を飛ぶときに、私の部屋を掃除するよ)

Costs an arm and a leg.

(とても高価な)・・・何かが非常に高価であることを示す表現です。

“This dress is beautiful, but it costs an arm and a leg.”(このドレスは美しいけど、とても高価だ)

会話の例

A: “I’m thinking of buying a new car, but they cost an arm and a leg.“(新しい車を買おうと思っているけど、とても高いんだ)
B: “Maybe you should save up a bit more before you bite the bullet.”(もしかしたら、決断する前にもう少し貯金した方が良いかもね)

A: “This puzzle is a piece of cake.”(このパズルは楽勝だ)
B: “You’re just barking up the wrong tree. It’s actually quite hard.”(それは見当違いだよ、実際にはかなり難しいんだ)

A: “I heard that John might be moving to Spain.”(ジョンがスペインに引っ越すかもしれないと聞いたよ)
B: “John moving to Spain? That’ll happen when pigs fly!“(ジョンがスペインに引っ越す?それは絶対にありえないよ)

A: “I can’t believe I have to work this weekend.”(週末も仕事しないといけないなんて信じられない)
B: “Sometimes you just have to bite the bullet.“(時には我慢しなければならないこともあるよ)

A: “Are you going to tell her how you feel?”(彼女に自分の気持ちを伝えるの?)
B: “I will, but first, I’m going to hit the sack. I’m exhausted.”(伝えるよ、でもその前に寝るよ。疲れたんだ)

単語

単語例文解説
Beans
(秘密をばらす)
“Don’t spill the beans.”
(秘密をばらさないで)
“Spill the beans”は秘密を明かすことを意味する表現
Leg
(頑張って)
“Break a leg!”(頑張って!)“Break a leg”は舞台での成功を祈る表現
Bucket
(死ぬ)
“He kicked the bucket.”(彼は死んだ)“Kick the bucket”は「死ぬ」を意味する表現
Pigs
(絶対にありえない)
“I’ll do it when pigs fly.”
(豚が空を飛ぶ時にやるよ)
“When pigs fly”は何かが絶対に起こらないという意味を持つ表現
Arm and a leg
(高価な)
“This costs an arm and a leg.”
(これはとても高価だ)
“Costs an arm and a leg”は何かが非常に高価であることを示す表現
Cats and dogs
(土砂降り)
“It’s raining cats and dogs.”(土砂降りだ)“Raining cats and dogs”は非常に激しい雨を表す表現








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EF English Live×××
ビズメイツ×××
クラウティ×××
産経オンライン×
Kimini×××
ベストティーチャー
エイゴックス×
Weblio英会話×××

その中でもネイティブとのレッスンが出来るおすすめのオンライン英会話スクールを4社紹介します。

ネイティブキャンプ(ネイティブ&非ネイティブ)

予約なしでレッスン受け放題が最大の特徴のネイティブキャンプ。

基本コースとなるプレミアムプランは月額6,480円で非ネイティブであれば予約なしで受け放題。

ネイティブプランはオプションで9,800円プラスすればネイティブとも予約なしで受け放題。

ネイティブキャンプのネイティブプランについてはこちらの記事で詳細を解説しています。

DMM英会話(ネイティブ&非ネイティブ)

多国籍の講師と充実した教材や人気アプリiKnow!が無料で使えるのが特徴のDMM英会話。

ネイティブプランもあり、毎日25分のプランなら総額19,880円。

キャンブリー(ネイティブのみ)


ネイティブ講師とのレッスンと言えばキャンブリー、10,000人以上の経験豊富なネイティブ講師が在籍

料金は少し高めですが、質の高いネイティブとのレッスンが受けたい人にはおすすめ。

EF English Live(ネイティブのみ)

有資格のネイティブ講師によるプライベートレッスンとグループレッスンの組み合わせ。

プライベートレッスンは20回x8回/月、グループレッスンは45分x30回/月で8,900円とネイティブのレッスンではかなりお得な価格。

グループレッスンは海外の語学学校のような雰囲気で留学したような気分になれる。

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