オンライン英会話を始めようかどうかまよっているという人、価格は安いし自宅からでもレッスンできるので便利そう
だけど、本当に効果があるのか?どれくらいで話せるようになるのか?気になりますよね。

オンライン英会話って本当に効果あるの?
この記事では、オンライン英会話の継続期間(回数・時間)別にどれくらいの効果があるのか
効果をあげるためにどういったことに注意すれば良いのかについて
オンライン英会話を合計800回以上受講してきた自分の経験と口コミから詳細に解説していきたいと思います。
英語初心者でオンライン英会話を始めようか迷っている方は必見です。
オンライン英会話の効果とは?

スピーキング力が最も効果あり
オンライン英会話では4技能(聞く、話す、読む、書く)のうち
特に話す(スピーキング力)が向上します。
学校で習う英語とは違い、話すことを前提にしたレッスンがほとんど。
マンツーマンなのでどういうテキストを選んでも講師と英語で話す必要があります。
そうした中で、会話に使えるフレーズや文法、単語、などが少しずつ増えてきて話せるようになります。
リスニング力にもそこそこ効果あり
4技能の中で次に効果があるのはリスニング力。
講師とのマンツーマンの会話の中で何を言っているのかわかるようになります。最初は特定の単語しか聞けないのが、講師の言っていることが分かってくるようになります。
また、スクールや教材におよりますが、ニュースの聞き取りなどもレッスン中に行うことでリスニング力の向上効果がありますし
発音練習もリスニング力向上に役立ちます。
ただし、オンライ英会話を受けたからといって字幕なしの英語が聞けるようになるかというと、それは無理です。レッスン時間は限られているのでレッスン以外で自習する必要があります。

リスニングはレッスン外でもシャドーイングやオーバーラッピングなどやっていく必要ありますね
リーディング、ライティングはあまり効果なし
一方で、リーディングやライティングにはあまり効果がないのがオンライ英会話。
というより、限られたオンラインのレッスン時間でリーディングやライティングをやるのはあまり効率的ではないですね。

レッスンはやっぱりアウトプットに特化した方が効率的
もちろんやろうと思えばできます。
リーディングだと、
ネイティブキャンプやレアジョブ英会話、DMM英会話など、各社が出している「デイリーニュース」の教材などでリーディング力をあげる。
ライティングだと、「ベストティーチャー」のようなライティングに特化したスクールで講師との添削やりとりをしたうえでレッスンを受けたり
フリートークのレッスンで、講師にメール文やレポートなどの添削をしてもらうことでライティング力をあげるなどの方法はあります。
ライティングで個人的におすすめなのが話題のAIツールであるChatGPTを使って学習することです。自分が書いた英文を添削してもらったり、リーディングの問題文を出してもらったり、英語学習のなかでも、リーディング、ライティングには特に便利です。
こちらの記事でChatGPTを使った学習について解説していますので参考にしてみてください。
英語を話すことへの抵抗がなくなる
最後は、話すことへの抵抗がなくなるという効果です。
実は一番大きいかもしれません。
英語が話せないという人の大半は英語を話していないからだと思います。
日本の学校英語はインプット中心なのでそういう機会もあまりない。
オンライ英会話だとマンツーマンなので話すしかない。他の人にも聞かれていないので間違っていても恥ずかしくない。

私もですが、日本人はシャイな性格だからなかなかスピーキングが上達しないと言われますよね
それでも抵抗があるなら、顔をみせずにやっても良いと思います。
ネイティブだと緊張するという人も、最初は日本人の講師や、フィリピン人やその他英語を第二外国語とする国の講師などとレッスンすることで少しずつ緊張せずに話せるようにしていく、という使い方が出来るのもオンライン英会話の良いところ。
ネイティブと非ネイティブどちらが良いのかなどはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
オンライン英会話は何時間で効果があがる?(継続期間・時間・回数の目安)

個人差があるという前提ですが期間別の上達度合やどういったことが出来るようになるかの目安を解説します。
初心者(学校英語を習っただけで会話力はほぼゼロ)で、TOEICで400~500程度を想定しています。
継続期間1カ月(レッスン12.5時間/30回)
- 緊張せず外国人とレッスンが出来るようになる
- 簡単な自己紹介が出来る、簡単なやりとりが出来る
1カ月継続していると自己紹介など決まったフレーズや簡単なやり取りが出来るようになります。
講師の言っていることが何となくわかって、ある程度返すことが出来るというレベル。間違っていても単語を拾ってくれてちょっとした会話は成立。
回数を重ねることでレッスンも緊張しなくなってテキスト通りに進めるタイプの教材であれば問題なく進められるようになってきます。
継続期間3カ月(レッスン37.5時間/90回)
- 身の回りの出来事など短いフレーズの簡単な日常会話が出来る
- こちらから質問ができるようになる
毎日レッスンを受けていれば、レッスン時間が37.5時間(25分x30回/月で計算)、効果が少しずつ実感できてくる時期。
簡単な日常会話が出来てくるようになってきます。
こちらから積極的に質問などが出来るようになって少しずつ会話が続くようになるというレベル。
レッスン以外にも予習復習や他の学習もすれば100時間でしょうか。

このあたりから英会話が楽しくなってきます。まずは3カ月継続しましょう!と良く言われるのはそういう理由もありますね。
3カ月での離脱率が一番高い(60~70%程度)と言われていますので、まずはとにかく一つの大きな壁である3カ月を目標に継続しましょう。
継続期間6カ月(レッスン75時間/180回)
- 自分の得意な領域なら長い会話が出来るようになる
- 単発の質問だけでなく会話のキャッチボールが出来るようになる
レッスン時間が75時間
自分の得意な領域や、ちょっとした日常の会話のキャッチボールが出来るようになってくる時期。
初心者から100時間目くらいまでの6カ月が一番効果が分かりやすいと言われている時期。
最初の1カ月や3カ月くらいまではテキスト通りの教材だけでレッスンしていたのが少しずつ、自由度の高い教材を使っていくようになります。
継続期間1年(レッスン150時間/360回)
- 自分の得意でない領域でも少しずつ会話できるようになる
レッスン時間が150時間程度。予習、復習も入れると300時間程度でしょうか。
自分のそれ程得意でない領域や、知らないことも少しずつ会話できるようになる。
ただ100時間くらいまでは、ある程度の伸びが実感できますが、このあたりから少しずつ目に見えた効果がわかりにくくなり
モチベーション維持に苦労しはじめるのものこ時期。

以前ほど成果がみえないしマンネリ化してしまう時期ですね
教材は、ニュース記事や、フリートーク、なども使いながら、自分の苦手なところを重点的に練習するなどの方法を使いながらモチベーションもキープ。
ノンネイティブ講師からネイティブ講師に切り替えるなどもひとつの方法。
一つのスクールにこだわらず色々と体験レッスンして、場合によっては毎月ローテーションするなどの方法もマンネリ化を防ぐ方法。
米国国務省の研究から計算すると、日本人が英語を習得してネイティブスピーカーと対等に話せるには2,200時間必要と言われていますが、仮に、高校までの学校教育で500~1,000時間を学習してきたとして、残りは、1,200~1,700時間とまだまだ長い道のり。なのでオンライン英会話だけでなく予習、復習、実践での活用などを通して出来るだけ英語に触れる時間を増やす必要がありますね。日本人がなぜ英語が苦手かについてはこちらの記事でも解説しています。
オンライン英会話で「効果なし」の人の特徴

続いて、オンライン英会話を始めものの、「効果がない」という人の特徴はどういったものかみていきましょう。
継続出来ない
さきほどの例のように期間や時間ごとに効果が期待できるものの、継続しないと上達しません。
出来るだけコンスタントにコツコツとやる方が良いです。

私は、4年間で800回(300時間)超やってますが、実質19カ月しかやってないの期間なので上達が遅いです・・・
「1カ月で英語がペラペラ」とか、「半年で字幕なしで映画がみれるようになる」ということはない
と思いますので過度に期待してあせらず、楽しみながらやっていくのが良いです。
効果が上がらない時期もあるかもしれませんが、諦めず、気長に、オンライン英会話での会話を習慣化するくらいが良いかもしれません。
教材があっていない
教材があってないと効果はあがりません。
レベルが高すぎたり、低すぎたり
自分の伸ばしたいスキルと教材の内容があっていないなど。

各社色んな教材があるので自分にあった教材を選ぶのは意外と難しくて悩みますよね
主要なスクールのおすすめ教材は以下の記事にまとめています。
講師が良くない
マンツーマンなので講師の相性や、レベルの低い講師を選んでしまっていると効果もないし、やる気もなくなってしまいます。

オンライン英会話は講師を都度選ぶし、人数が多いだけにバラつきもありますよね
この後紹介する、方法でうまく対処して出来るだけ良い講師や自分にあった講師を選べるとより効果があがりやすくなります。
そもそもスクールがあっていない
スクールも、価格、講師の国籍、教材、など違いますし、
それぞれに特徴があるので自分に合わないスクールを選んでしまうと長続きしないし学習効果も得られません。
極端な例だと、初心者でネイティブ講師とフリートーク中心のスクールを選んでしまったり、上級者でノンネイティブだけのスクールを選んでしまったり。
予習・復習しない
英語習得に必要な時間は、2,200時間とも3,000時間とも言われています。
学校教育で習うのが1,000~1,500時間。
習得するまでには1,000時間以上は必要ということになります。
オンラインレッスンを毎日25分受けても2,400日、7年近くかかってしまうことになります。
レッスンだけでなく、予習、復習、自習、することで必要な時間を確保するとともにレッスン自体の質をあげていく必要があります。
オンライン英会話で効果を上げるための使い方

効果が出ない人の特徴を踏まえて、どうやっていけば効果があがるのか。その方法について解説していきます。
- 英語学習を習慣化する
- 自分のレベルにあった良い教材を選ぶ
- 良い講師を選ぶ
- 自分にあったスクールを選ぶ
- 予習・復習・自習
- 積極的にお願いや質問をすることで双方向なレッスンにする
英語学習を習慣化する
継続するためにも、英語学習を習慣化する。
予約制のスクールであれば、レッスン後にすぐ次のレッスンを予約したり
ある程度、時間や回数の目安を決めて英語学習を習慣化したり、何かの行動と紐づけるのも良いかもしれません。

早朝レッスンを習慣化したり、料理を作るときにフリートークをするとか

通勤や散歩のときにフリートークや、子供の迎えで車中で待っているときとか
各社が提供している自分のレベルを診断するスピーキングテストのようなものを定期的に受講したり
カウンセリングを受けてたりすることでモチベーションをキープするのも良いですね。
自分のレベルや目的にあった良いテキスト(教材)を選ぶ
各教材には目安となるレベルが表示されているので、自分のレベルにあったテキスト(教材)を選びましょう。

各社が提供しているスピーキングテストなどでレベルを診断したりするのもおすすめです
また、レッスンの終わりに講師におすすめの教材を聞いてみたり、無料カウンセリングなどを提供しているスクールだと、カウンセラーにおすすめの教材を聞いてみるのも良いと思います。
良い講師(先生)を選ぶ!
良い講師(先生)を選ぶのも効果が出るかどうかのポイント。
多くのスクールでは講師のレイティングや口コミ、紹介ビデオなどの情報が充実していますのでうまく活用するのがコツです。
国籍、年齢、資格の有無、色々と試してみて講師選び自体のスキルを上げていく。
対応している講師(ネイティブ、フィリピン人、その他多国籍、日本人)はスクールによって違いますので、スクール選びの際には注意が必要。
一般的には、
- 初心者:日本人、フィリピン人
- 中級者:フィリピン人、多国籍
- 上級者:ネイティブ
というのがレベル別の相性
良い講師の選び方はこちらの記事をご参照。
自分にあったスクールを選ぶ
自分にあったスクールを選ぶのは大事、目的、レベルはもちろんですが、自分の生活スタイルにあったスクールを選ぶのが重要です。
- 目的:海外旅行、仕事で必要、留学、駐在、海外移住予定、など特定の目的がある場合や、特に目的はないけど話せるようになっておきたい、など
- レベル:初心者、中級者、上級者、など
- 生活スタイル:毎日決まった時間にコツコツやる、隙間時間を活用する、など
これらを組み合わせて、自分にあったスクールを選んだり、複数のスクールをローテーションしたりするのもオンライン英会話ならではのおすすめの使い方です。
予習・復習・自習をする
予習・復習しないでただレッスン回数をこなすだけでは上達しないと思います。

実際に700回以上レッスンをこなして上達しなかったので実証済
レッスン前には出来れば教材にざっと目を通したり、ディスカッションのレッスンなら何となくでも言いたいフレーズを練習してみたり
レッスンは録音して復習するのがおすすめです。
ネイティブキャンプやDMM英会話、レアジョブなどは自動録音機能がついていますしキャンブリーは自動録画機能もついているのでとても便利。
レッスンはあくまでも、スピーキングのアウトプットの場、ととらえて、予習、復習の他にも自習するとさらに効果が得られます。
各社自習教材を用意していたり、プラットフォーム内での自習ツールも充実しているのでうまく活用すれば効果的。
先程、リーディング、ライティングの学習で紹介した、ChatGPTを使った英語学習は予習、復習でもとても便利ですので良ければこちらの記事を参考にしてみてください。
内容はほぼ同じですが、DMM英会話版、レアジョブ版、もありますので合わせて参考にしてみてください。
出来るだけ双方向のレッスンを!
だた単に受け身でレッスンを受けるより、自分から積極的にリードしていく方が上達が早いと思います。
講師によりますが、何も言わなければ発音や文法の間違いを指摘してくれない先生もいます。
そういった場合は「Please let me know if I made mistakes」とか
「Please give me your feedback at the end of our lesson if you notice something that can improve my English」と事前につたえておいたり
それ以外にも、自分の要望があれば遠慮なくお願いしてみるのが良いと思います。レッスンの主導権を握るくらいの気持ちでやってちょうど良いと思います。
以下は、代表的な3社の効果的な使い方の記事
まとめ

【オンライン英会話で期待できる効果】
・スピーキング力が最も効果あり
・リスニング力にもそこそこ効果あり
・リーディングやライティングも使い方次第では効果あり
・英語を話すことへの抵抗がなくなる
【オンライン英会話で学習効果を上げる方法】
・英語学習を習慣化する
・自分のレベルにあった教材を選ぶ
・良い講師を選ぶ
・自分にあったスクールを選ぶ
・予習・復習・自習
・積極的にお願いや質問をして双方向なレッスンをする
(補足)オンライン英会話おすすめのスクール

初心者におすすめのスクールはネイティブキャンプ、レアジョブ英会話、DMM英会話、QQ Englishの4社です。
とにかくたくさん自由にレッスンを受けたいという方はネイティブキャンプ
毎日コツコツ、カリキュラムに沿ってきっちりレッスンを受けたいという方はレアジョブ英会話、
その間でバランスが良いのがDMM英会話
QQ Englishは質の高い講師が特徴
- とにかくたくさん自由にレッスンを受けたい → ネイティブキャンプ
- 毎日コツコツ、カリキュラムに沿ってレッスンを受けたい → レアジョブ英会話
- ふたつの中間でバランスが良い → DMM英会話
- とにかく講師とレッスンの質にこだわりたい初級~中級者 → QQ English
ネイティブキャンプ
予約なしでレッスン受け放題が特徴のネイティブキャンプ。
毎月、日本人によるカウンセリングが無料、初心者向けの教材(初めてのレッスン、文法(入門、初級)、Side by Side、など)も充実している。
日本人講師も在籍してるし、講師資格をもったフィリピン人の講師も多数在籍しているので安心。
受け放題なので、教材や講師が合わなかったらすぐに切り替えても問題ない、という気軽さが初心者には良いと思います。
逆に注意が必要なのは、比較的自由度が高いスクールなので、自分で習慣化したり、教材の進め方を決めておかないと、後回しにしたり、サボってしまって長続きしないことも。
継続期間の縛りはないので、1カ月で使い倒して退会しても問題なし。
レアジョブ英会話
ネイティブキャンプ、DMM英会話と比較すると、カリキュラム通りにきっちりと進めていくのでしっかりと学習していきたい初心者にはおすすめ。
レベル毎にカリキュラムが分かれており、例えば日常英会話のコースにある、実用英会話という教材だと、5回1クールになっており、それぞれのレッスンで同じテーマで4技能(リスニング、スピーキンググ、リーディング、ライティング)を鍛えるレッスンと最後に復習、という形。
レベルも10段階に分かれており、そのレベル分けがしっかりしている。
日本人講師によるカウンセリングも2022年10月以降に加入の場合は無料で月1回受けられるので初心者にも安心。
DMM英会話
多国籍の講師と充実した教材や人気アプリiKnow!が無料で使えるのが特徴のDMM英会話。
初心者向けの教材(文法、会話、Side by Side、瞬間英作文、など)も充実。
ネイティブキャンプとの違いはレッスンは予約制、ある程度決まった講師とのレッスンを受けたい場合はDMM英会話がおすすめ。
日本人講師は別オプションですが、フィリピン人含む多国籍の講師も多く在籍、講師の採用率も5%と厳選している。
QQ English
全員が正社員で英語講師としてのトレーニングを受けたプロのフィリピン人講師。
また、レッスンは自宅からではなく、オフィスからのレッスンをしているので通信も安定していますので質の高いレッスンにこだわる初級~中級の方にはおすすめのスクールです。
1日に複数回のレッスンが可能、録画機能もあるので復習にも便利、カランメソッドの認定校、などが主な特徴です。
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