日本人は英語が苦手と良く聞きますが本当でしょうか?
残念ながら世界的にみても日本人の英語力が低いというデータがあります。
また、実際にアメリカに住んでいても自分たちも含めてですが、他のアジア人より英語に対する苦手意識が強い人が多いという印象もあります。
どうして日本人は英語が苦手なのでしょうか?どうやったら克服できるのでしょうか?
この記事では、日本人の英語が苦手な原因と、特徴、その苦手を克服するにはオンライン英会話がおすすめな理由について解説したいと思います。
日本人の英語が苦手な理由

こちらは世界的的に有名なEFによる200万人を対象とした2022年のテスト結果
日本は111カ国中の80番目、5つのランクのうち下から2番目のLow proficiency(低い習熟度)
アジアの中でも低く、日本と同じく言語的に英語から遠い言語を母国語とする韓国(36位)、中国(62位)より低いという残念な結果になっています。
また、ラインキングも年々下がってきているという残念なデータになっています。

なぜ、日本人は英語がそんなに苦手なのでしょうか?
その理由についてみていきたいと思います。
理由その➊ 言語的な距離の問題

最初の理由は
英語と日本語が言語的な距離が離れている
という根本的な問題です。
こちらのは、米国の国務省付属の外国語研究機関FSI(Foreign Service Institute)による、アメリカ人が外国語を習得するのに必要な時間。
日本語は、88週、2,200時間と取得に最も時間がかかる言語としてカテゴリ。
その原因は英語と日本語の言語的な距離の長さ。構造や文字、発音などが全く異なるため習得に時間がかかるとされています。
逆に、一番近いカテゴリーⅠは、オランダ語、スペイン語、イタリア語、フランス語などの欧州が多く、24週、600~750時間。
日本語は、それらの国の言語に比べて、3~4倍時間がかかる言語ということになります。
言語的な距離なので、逆も同じで、日本人が英語を学ぶ場合も他の言語を母国語とする人よりも時間がかかるということですね。
先きほどの、EFによる英語力の国別ランキングでも、カテゴリーⅠの国は上位なのでやはり、言語間の距離はひとつの大きな要因と言えそうです。
理由その❷ 教育方法の問題
教育の問題も良くあげられる要因の一つです。
4技能のうち、いわゆるサイレントスキルとよばれるリーディング、ライティングは学校でも重視されますが、リスニングとスピーキングはあまり学ばないですよね。
受験のための英語でどうしても読み書きや文法に力を入れて実際に話したり、聞いたりというコミュニケーション能力が身につかないという結果になってしまっています。
また、英語の教員の質も問題、実際に英語が話せる、海外経験がある教員が少ない。外国語指導助手が十分に活用されていないという問題も。
授業時間自体も圧倒的に少ないと言われていて、韓国や中国と比較しても小学校での英語の授業数が半分以下。
理由その❸ 日本人の性格の問題
次は、日本人の性格の問題。
間違ってはいけないという考え方や、恥ずかしがりな性格がただでさえ不足しているスピーキング力をあげる機会を減らしていることが考えられます。
日本人はあまり自己主張をしない傾向にあるので、自己主張の強い英語圏の人とのコミュニケーションが取りにくいという傾向も。

私もせっかくアメリカにいるのにどうしても日本とばかり会話してしまう典型的な日本人・・・
理由その❹ 環境の問題
日本に住んでいると英語を使う機会が極端に少ない。
英語が話せないからと言って生活出来ないわけではない。
国内で日本語だけでも高等教育は受けられるし、仕事上も日本語だけで問題ないケースがほとんど。
理由その❺ 学習方法の問題
これらの英語が話せない要因に加えて、
「まずは文法をやりなおしてから」、「単語を覚えてから」、「ある程度音声が聞き取れるようになってから」、などなど
まずは、インプットをしてから、という考えになってしまいがちなのではないでしょうか。
もちろん、インプットは大事ですが、そこで毎回挫折してアウトプットに進めない。
結果的に英語が話せない、という悪循環になっているのではないでしょうか。
日本人の英語の特徴
日本人の英語の特徴はどんなものでしょうか。
発音やアクセント、日本人独特の話し方のクセなどをみていきたいと思います。
発音、アクセントの特徴
日本人は自分たちが思っている以上に日本人の発音に劣等感を持っているのではないでしょうか。
こちらの動画では実はそんなに低くないという結果を説明しています。
とはいえ、悪い(相手が聞き取れない)特徴はもちろんありますよね。
「LとR」、「BとV」、「SとTH」などは代表的な日本人が苦手な発音、それ以外にも母音が正しく発音できてなかったり
アクセントも、カタカナの影響で間違っていることが多い。発音が間違っていても通じることはありますが、アクセントが違うと全く通じないことも多いです。

シアトル、マクドナルド、ボランティア・・・
話し方のクセ
抑揚がない、メリハリがない、声が小さい、ぶつ切りで話す、というのが特徴。
あとは、いわゆるフィラーに日本語が入ってしまうクセも良くしてしまいます。「えーっと」、「うーん」、とか、場合によっては、「なんだっけ」とか。

このクセはいまだに直りません

アメリカ人の同僚に良くマネされてしまいます・・・
文法間違いの言い直しも多いという印象。几帳面だったり神経質な性格からでしょうか。
また、意外と指摘されるのが、一文が長い(単語数が多い)ということ。
それ以外だと、話し方というより考え方に近いですが、質問にストレートに答えないとか、分かっていないのに分かった振りをしたり、ひどいときは、わかってないのに、Yesといってしまったり。

ビジネスでこれをやってしまうと危険ですけど実は良くある話です

意味もなく笑ったりするのもアメリカ人に不思議がられるクセですね

やたらと相槌が多いのも日本人独特のクセですね
英語が苦手な日本人にはオンライン英会話が最適

日本人が苦手な英語を克服するにはオンライン英会話が一番のおすすめです。
日本人が苦手なスピーキング力を鍛えることが出来るし
マンツーマンが基本なのでシャイな性格でも大丈夫、嫌なら顔をみせなくても大丈夫です。
とにかくアウトプットの機会を多くもつことで英語でコミュニケーション出来るようになります。日本独特のクセもアウトプットの中で直していくことができます。
苦手なスピーキング力を鍛えることが出来る
オンライン英会話で得られる効果で一番大きいのがスピーキング。
どのスクールでも数多くのスピーキングに特化した教材がありますし、フリートークで喋りまくることもできます。
外国人とのレッスンが基本なので、文法や基本的なコース教材などを使ったレッスンであっても全てのやり取りは英語なので少しずつスピーキング力がついてくるはず。
慣れてきたら、ディスカッションや、デイリーニュース、フリートークなどの教材でどんんどんアウトプット。
シャイな性格でも大丈夫
オンライン英会話はマンツーマンが基本。人前で話すことが苦手な人でも大丈夫。
また、本当に恥ずかしいのであれば顔を見せずにレッスンをすることもできますし
講師も多くの中なら選ぶことが出来ますので安心。

1回しか話さない講師と顔を見せずにレッスンだと全く恥ずかしくないので最初は毎回講師を変えてました
とにかく英語使う機会が多くなる
日本人に不足しているのは英語を使う機会、オンライン英会話なら自宅にいながら世界中と繋がることが出来る。
ネイティブスピーカーやノンネイティブでも英語が得意な国の講師といつでもどこでもレッスン。
24時間対応のところも多いし、価格も通常のスクールに比べても安い。月6,000円台から毎日レッスン可能なスクールも多いので気軽に始めることができます。
まとめ

日本人の英語が苦手ない理由
- 英語と日本語の言語的な距離が長い
- 教育方法の問題(サイレントスキル中心、先生、時間が少ない、等)
- シャイな性格
- 英語を話す機会がないという環境の問題
- 学習方法、インプットをしてからと考えている間に諦めている
これらを克服して英語力を向上させるのにはオンライン英会話がおすすめです。
各社、無料レッスンを実施しているのでまずは試してみるのはどうでしょうか。
個人的におすすめなのはネイティブキャンプです。7日間レッスン無料、受け放題なのでやろうと思えば無料で50回でも100回でもレッスン可能。
それ以外にも、DMM英会話は多国籍の講師と充実した教材、レアジョブ英会話やQQ Englishは初心者に安心のサポートも充実、
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