ネイティブキャンプの中でも人気の高い教材「デイリーニュース」
これまで800回以上をレッスンをしてきて色々な教材を試してきましたが、最も多く受講しているお気に入りの教材です。
スピーキング力はもちろん、予習も含めて4技能をアップさせることもできるし、最新のニュースをいろんな講師と議論することで自分自身のグローバル化にも役立ちます。

最近は「ネイティブ受け放題」にしていますが、ネイティブともデイリーニュースでレッスンすることが多いです
この記事では、その「デイリーニュース」の特徴や効果的な使い方や身につくスキルについて詳しく解説していきたいと思います。
初級~上級まで幅広いニュースがあるのでどのレベルの方も安心して使える万能のおすすめ教材です。
ネイティブキャンプは受け放題ですし、1日に複数の記事がリリースされますので、毎日コツコツ最新のニュースで英語学習したり、週末などにまとめてやったり、関心のあるテーマについてのニュースをまとめて受けたり、色々なニーズや使用環境で使えます。
ネイティブキャンプのデイリーニュースの特徴

他社との違い:DMM英会話やレアジョブ英会話とは何が違うのか?
ネイティブキャンプ以外だと、DMM英会話もデイリーニュースに力を入れているオンライン英会話。
共に良い教材で甲乙つけがたく共通点も多いですが、
【DMM英会話との比較】
・毎日のリリース数はネイティブキャンプが4記事、DMM英会話は5記事とDMMの方が多い
・リスニングのパートもあるのはネイティブキャンプ
・ディスカッションが多いのはDMM英会話
といった違いがあります。
ネイティブキャンプとDMM英会話のデイリーニュース比較詳細はこちらの記事もご参考ください。
その他にもレアジョブでもデイリーニュースは人気の教材です。
【レアジョブ英会話との比較】
・記事数、リリース数ともにネイティブキャンプの方が多い(レアジョブは1日1記事)
・ともにレッスン外でも音声を聞くことが出来る
・ネイティブキャンプは初級~上級、レアジョブは中級~上級のみ
レアジョブのデイリーニュースの詳細はこちらの記事で解説しています。
豊富なバラエティのニュース記事が毎日4つリリース
毎日4記事が新たにリリースされます。
初級(Lv4/5)が1記事、中級(Lv6/7)が2記事、上級(Lv8/9、8/9/10)が1記事という内容
レベル別、カテゴリ別で選ぶこともできますし、お気に入りの件数から記事の人気度合をみることもできます。
アーカイブを入れた記事の総数は3,000以上です。

カテゴリーはテーマや地域別に全部で9種類、それぞれがランダムにだいたい10日で少ないもので1回、多いもので10回程度の頻度でリリースされます。
- ビジネス/経済
- 科学/テクノロジー
- 生活/エンターテインメント
- 健康
- スポーツ
- アート
- 旅行
- ワールド
- アジア

カテゴリーやテーマだけでなく、レベル別での選択ができたり、人気の記事や、自分におすすめの記事なども表示されていて使いやすいくなっています!


受講済のニュースはチェックマークと受講日が表示されるので分かりやすいです
対象レベルは初級~上級まで幅広くカバー
対象レベルは、初級~上級までで、
初級(Lv4/5)が1記事、中級(Lv6/7)が2記事、上級(Lv8/9、8/9/10)が1記事
が毎日リリースされます。
レベルの目安は以下の通りです。

どのレベルも基本的には同じ構成。ですが、初級(Lv4/5)に関してはComprehension(理解)のパートが選択式になっていて少し簡単な内容です。
初級は単語や文章が比較的簡単で理解しやすい内容になっていますが、しっかり予習をしないと中級に近い初級者でないと少し難しいかもしれない、という印象です。
逆に、初心者や初級者の方でもしっかりと予習をすれば問題なく使えて学習効果も高い教材。(予習に関しては記事の後半で解説しています)
使いやすい機能が満載
記事自体も充実した内容ですが、機能も充実しているのがネイティブキャンプのデイリーニュース。
記事の検索では、カテゴリ別、レベル別に選ぶことも出来るし過去の履歴からおすすめの記事も表示されるなどとても使いやすい画面です。
また、教材も、事前の予習に便利なネイティブスピーカーによる記事の読み上げや、日本語翻訳のON/OFFの選択機能などもあって、レッスン中、レッスン外ともに使いやすい機能が満載です。

リスニングが出来るのはDMMにはない機能なので便利。記事によってアメリカ、イギリス、オーストラリア、など読み手が違うので発音も少しずつ違っています。
【テキストの構成と受け方】4項目でバランスの良い構成

テキストは4つのパートで構成されています
- Words and Phrases(単語とフレーズ)
- Comprehension (理解)
(Listening Focus, Listen to the article, Answer the Questions) - Read Out(音読)
- Discussion(ディスカッション)
それぞれの項目の内容と、受け方について解説していきます。
1.Words and Phrases(単語とフレーズ)
3~4種類程度の単語の音声を聞きます(アメリカ、イギリスの両方の発音があるのでどちらかを選ぶか、両方を聞くか、というのを講師から聞かれます)

私はアメリカ発音のみにします
※ネイティブ講師とのレッスンの場合は録音を使わずに講師のがそのまま発音する場合もあります。
その後、意味と例文を音読または講師に続いてリピートします。

講師によって、意味は自分で説明、例文は自分で読む、もしくは、リピートする、など違いがあります
【おすすめの学習法】
講師(特にネイティブ)によっては、新しい語彙を使った例文を作ってみて?という追加の課題を出してくれる方もいます。
少し難易度が高いのですが、新しい語彙を定着させたり、どういった場面で使うのかを学ぶのにとても良いのでおすすめです。
講師からだされなくても自分で提案してみるのも良いと思います。
実際の教材での例がこちらです。こちらは、レベル6/7の記事です。
翻訳機能はON/OFFにできますので自分のレベルや予習具合などに合わせて変えることができます。

【新機能:2023年11月22日~】
これまでの機能に加えて、例文も音声機能が追加されました。またアプリを使った単語帳に登録することが出来る昨日も追加されました。

こちらの機能は一度追加されたのですが、その後はなくなりました。試験的な運用だったのかもしれません。

2.Comprehensions(理解)
続いては、Comprehensions(理解)で、
- Listening Focus(リスニング・フォーカス)
- Listen to the article(リスニング)
- Answer the Questions(質問への回答)
の3つのパートに分かれて学習していきます
Listening Focus(リスニング・フォーカス)
どこにフォーカスしてリスニングをするのかを事前に講師が読みあげます。
講師によっては自分で読んでくださいといわれる場合もあります。

講師によってアレンジしてくるのがネイティブキャンプらしいところ、特にネイティブスピーカーは講師によってやり方がバラバラだったりします・・・

繰り返しですが、日本語の翻訳はOFFにすることもできます。
Listen to the article(リスニング):音声つきで便利!
続いては、記事のリスニングです。
上級でもそれ程早いスピードではなく比較的聞き取りやすいことが多いです。
記事によって発音やイントネーションが記事を読むスピーカーの国籍によってアメリカ英語なのか、イギリス英語なのか違ってきます。アメリカ人・カナダ人が3に対して、英国人、オーストラリア人1という感じです。記事の下を見るとスピーカーの方の名前、国籍がわかります。

上級の人には少し物足りないのかもしれません。
長さは200~300文字程度の比較的短めのニュース記事でDMMとほぼ同じくらいの長さです。
リスニングは1回のみで良いか、もう一度聞きたいかどうかを講師から聞かれるケースが多いです。

1回で理解できなければ2回お願いすることもできます
【おすすめの学習法】
どの記事でも音声がついていてレッスン以外でも聞くことができますので予習の際に聞いておくのがおすすめです。
そうすることで最後のパートのDiscussion(ディスカッション)により多くの時間を使うことも出来ますし、リスニング力の向上にもつながります。
以下が実際の記事、先ほどと同じレベル6/7のものです。最初に出てきた新しい単語は太文字になっています。

この後、記事全体を通してどうだったか?などの意見を求めてくる講師もいます。
Answer the Questions(質問への回答)
先ほど、リスニングの前に出てきたLisning Focus の質問に答えていきます。
講師が質問してくるのでその質問に対する答えを口頭でしていきます。
こちらは、記事の中に回答がそのままあるケースがほとんど。
上級になってくると少し考えたり要約して答える必要があるものも出てきます。

出来るだけ本文を見直さないで答えられるようにするとリスニング力向上に役立ちます
本文をそのまま読んで答えるのももちろん良いのですが、自分なりに考えて自分の言葉で言い直すのにチャレンジするのもおすすめの方法です。
初級の場合は選択式の問題ですのでより簡単に答えられるものになっています。
3.Read Out(音読)
続いては音読です。以下のようにスラッシュがついているのを読むことも出来るし、必要ない人は消すこともできます。

全体を音読した後に発音やイントネーションが間違っていれば、講師がチャットBoxを使って指摘してくれて、発音練習をしてくれます。
自動録音された音声を復習の際に聞いてみるのもおすすめの方法です。
4.Discussion(ディスカッション)
最後はDiscussionです。記事の内容に関連した質問について合意するかしないかとその理由について答えていきます。

デイリーニュースのレッスンで一番大事なパートがこのDiscussionになります。
全部で6問あります。

それぞれの質問に対して答えにくい場合は、Answer Keyを押せばヒントになるような考え方が出てきます。


YesでもNoでは答えられないような内容のものもたまにあります・・・どちらとも言えるといった自分の意見を言うようにしています。
自分が答えたあとに、講師がチャットBoxにYes、Noそれぞれの解答例をコピーしてくれるので、必要に応じて音読することもできます。

解答例をチャットBoxに書いてくれない講師もいますのでその場合はお願いした方が良いです
以下は、チャットBoxに記載してくれた解答例(先ほどと異なる記事です)

ひとつのディスカッションにどれくらい時間をかけるか、講師がどれだけ間違いを指摘してくれるかにもよりますが、慣れてくればテキストとしては25分でちょうど良い分量です。
【おすすめの学習法】
予習の際にDiscussionの内容を確認しておいて自分なりの意見や関連する単語、言い回しなどをある程度調べておくのがおすすめです。
準備していないと表面的な議論で終わってしまうことも多く、いつもと同じような表現になってしまいレベルアップしにくいからです。
【期待できる効果】スピーキングを中心に5つの効果!

デイリーニュースのレッスンを通して英語力向上に期待できる効果は以下の通り。
スピーキング
何といっても最も効果があるのはスピーキング。
レッスンの最後のディスカッションのパートでニュースに関する質問に対して自分の考えを表現するのでスピーキング力が鍛えられます。
ここを集中して鍛えたい方は事前に予習して話す内容をある程度準備してより深い内容を議論するのがおすすめです。
リスニング
ネイティブの音声を聞いた後に内容についての設問に答えるのでリスニング力の向上も期待できます。

レッスン中でなくても音声を聞くことが出来るので、予習・復習にも便利ですし、レッスン中はリスニングを飛ばして議論により時間を使うことも出来ます。
リーディング
200文字前後とボリュームは多くはありませんが、リーディング力の向上も期待できます。
ただ、どちらかというとレッスン中はリスニングや音読を中心にやるので予習や復習の際にしっかりとリーディングする必要はありそうです。
語彙
ボキャブラリーのパートで新しい単語、それ以外も記事の中に知らない語彙があれば新たに学ぶことになります。
講師によっては、「新しい語彙を使って自分で例文を作ってみて」という課題を与えられることもありますので、ハードルは高いですが定着させるには良い方法です。自分からリクエストしてみてもいいかもしれません。
発音
ボキャブラリーのパートで単語だけでなく、例文の音読、Read Outでも記事全文を音読して発音間違いがあれば講師が訂正してくれます。
3社のデイリーニュースを受けてきた経験から期待できる効果について簡単に比較してみました。
ネイティブキャンプ![]() | DMM英会話![]() | レアジョブ![]() | |
スピーキング | 〇 | 👑 | 〇 |
リスニング | 👑 | △ | 〇 |
リーディング | 〇 | 〇 | 👑 |
語彙 | 〇 | 〇 | 〇 |
発音 | △〇 | △〇 | △ |
スピーキングは3社ともディスカッションがありますが、設問数はDMMが一番多いし、ディスカッションを重視しているという印象。
リスニングは、レアジョブも予習・復習を通して鍛えることは出来そうですが、レッスン中にリスニング、その後確認問題があるネイティブキャンプが一番重視している。DMMは音声がないのが残念。
リーディングはレアジョブ。他の2社も音読や設問はありますが、レアジョブは内容理解の質問や要約も求められる。
語彙はどこも同じような感じでしょうか。
発音については、ネイティブスピーカーとレッスン出来るネイティブキャンプとDMMの方が良いですね。ただし、ネイティブは追加料金オプションなので、基本プランだとどこも同じ。
他の2社のデイリーニュースは以下で解説しています。
効果的な受け方

適度に予習をしてからレッスン
レッスン前に少しだけ予習しておく方が効率的、効果的にレッスンを受けることができます。
ただし、せっかくのレッスン受け放題なので、レッスン以外にあまり時間をかけるのはもったいない。
5分~10分程度、知らない単語をチェックしたり、さらっと記事をみたり
ニュースに関連する情報を収集しておくとディスカッションの時に役立ちます。
特に初心者や初級者の方はしっかりと予習しておかないと初級レベル(Level4/5)でも少し難しく感じてしまうと思います。
最近話題のChatGPTを活用した予習もおすすめです。以下の記事で具体的な方法を解説していますのでご参照ください。
ボキャブラリーは自分でも文章を作ってみる
新しく出てくるボキャブラリーを使って他の例文を作ってみて、と言ってくる講師もいます。
はじめて見る単語だと難しいですが定着させるにはなかなか良いアイデアだと思います。
せっかくなので、講師から言われない場合でも自ら提案してみて、間違いがあれば指摘してもらったり、より自然な表現を教えてもらうのがおすすめです。
特にネイティブスピーカーとのレッスンだと自然な表現に直してくれたり他の例や使い方など教えてくれるケースが多いです。
リスニング後の問題はなるべくテキストをみないで答える
リスニング後の3つの設問は、基本的にはニュース記事の中からそのまま抜き出してくると正解が得られるもの。
ただ、ここで、もう少しハードルを上げて、記事をみずに、リスニング中にメモしながら答えると、リスニング力の向上が期待できます。
必要に応じて2回オーディオを流してもらうのでも良いと思います。
レッスン後は音声を聞きながら、チャットBoxをみながら復習
新たに追加された、自動録音機能を活用して、復習時は音声を聞きながら復習するのがおすすめです。
特にディスカッションのパートでは自分の表現がどうだったか、より良い表現がなかったか、などレビューしながら次に生かす。
時間がない場合は倍速で音声を聞くこともできます。
講師によってはチャットBoxに発音違いや、正しい表現、模範解答のコピーを書き込んでくれますので、それらも見ながら復習すると良いです。

ついついサボってしまいますが、予習より復習の方がより重要です
ディスカッションの回答案を考えておくのも一つの方法
毎回でなくても良いですが、ディスカッションの回答案を予習の際に考えておくのも一つの方法。
その場で答えるのも大事ですが、そうすると自分の得意な表現や決まった言い回しが多くなってしまうのことが多い。
事前に回答案を作っておいて、講師とレビューして間違いを指摘してもらったり、自然な表現への言い換えをしてもらったり、表現の幅を広げてみるというのも良い方法です。
同じ教材を複数回というのも一つの方法
復習の代わりに同じ教材を複数回違う講師とレッスンする、といのも一つの方法。
少しもったいないような気もしますが、ネイティブキャンプは使い放題なのでこういった使い方もできます。
ディスカッションのところにだけフォーカスして2記事分、というようなアレンジも可能です。

レッスン前に講師に伝えておくと良いです
また、各ニュース記事の下には関係のありそうな記事が出てきますので似たようなテーマで議論してみたいという人には便利です。

まとめ
デイリーニュースは多くある教材の中でも特におすすめで、スピーキングを中心に、リスニングやリーディング力の向上などの英語技能をバランス良く鍛えることが出来ます。
リリース数も多くトピックの種類も豊富なので、時事問題にも詳しくなることが出来ます。
多国籍の講師とニュースをレビューすることで、色々な意見も聞くことが出来るので、考え方や文化の違いなどにも触れられ、自分自身のグローバル化にも役立つ教材。
ご紹介した効果的な使い方はおすすめなのでぜひ試してみてください。
【関連記事】
デイリーニュースを効果的に使ってレベルアップする方法については以下の記事でも詳細に解説しています。最新のChatGPTを使った方法なども紹介したり、レッスン中の参考フレーズも載せています。
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