オンライン英会話では講師選びはとても大事。
講師の質が高く安定しているという評判のレアジョブですが、それでも悪い口コミも良く聞きます。
せっかくのレッスンなので良い講師と効果的で楽しいレッスンをしたいですよね。
この記事では、そもそも「良い講師」とはどんな講師? どうやって講師を選ぶのか?
といった疑問に答えていきたいと思います。
良い講師とは?

英語力がしっかりしていて教え方が上手い講師
当たり前ですが英語力が高いというのが大前提。
フィリピン大学を始めとして高学歴の講師が多いのでしっかりした英語力の講師は多いですが、中には発音が怪しい講師もいますので注意が必要です。
そのうえで、教え方が上手い講師が良い講師です。
フィリピン人は英語の教え方が上手いと言われていますがそれでも講師によって差はあります。
分からない単語があれば、その例文や使い方をうまく説明してくれたり、チャットBoxを上手く活用したり、工夫して教えてくれる講師が良いですね。

フィリピン人とのレッスンは全て英語で進むので特に初心者には教え方、説明の仕方が上手い講師が良いという印象です
間違いをきちんと指摘してくれる講師
レアジョブでは、事前に間違いを指摘して欲しいかそうでないか、というのをレッスン前に選ぶことができます。
それでも、講師によって指摘してくれる回数や内容、指摘の仕方などに差はあります。
- イマイチな講師:ほとんど指摘してくれない(気づかない)
- 普通の講師:発音、文法、などの間違いを指摘
- 良い講師:発音、文法に加えて、自然な表現への言い換えをしてくれる
発音や文法の間違いやより自然な表現への言い換え、などを教えてくれる講師が良いです。
間違いをあまりにも多く指摘されるとテキストが終わらないし、やる気がなくなってしまうので「適度」が良いです。
チャットBoxに記載してくれれば復習の際にも役立ちます。

チャットBoxを多用してくれる講師は有難いですよね
自分で間違いを指摘して欲しいとレッスン前に登録している場合でも初めての講師の場合には、レッスンの前に、
「間違いに気付いたら遠慮なく訂正して欲しい、出来ればチャットBoxにも書いて欲しい」
と直接伝えておくのが無難です。

間違いを指摘すると悪いレイティングを付けられると思っている講師もいるかもしれないですし
褒めるのが上手、楽しいレッスンをしてくれる講師
間違いばかり指摘されるとモチベーションが下がってしまいます。
褒めることも上手な講師が良いです。
レアジョブは、比較的教材に沿って淡々とレッスンを進めるタイプのスクールですが、それでも、レッスンの雰囲気も大事なので、笑顔で明るく、リアクションもしてくれる講師が良いです。
話を引き出すのが上手な講師
オンライン英会話はスピーキングを主体としたアウトプットの場。
講師の方が一方的に話すのは論外で、聞き上手な講師の方がもちろん良い講師
もっと良い講師は相手の話をうまく引き出すことの出来る講師。
- イマイチな講師:一方的に話す講師
- 普通の講師:聞き上手な講師
- 良い講師:話させ上手な講師
英語でどう表現したら良いのかわからないところをうまくフォローしてくれたり
こちらが話したい方向に誘導するような質問をしてくれたり
特にフリートークなどでは、毎回同じような単発の質問をしてくるのではなく、会話のキャッチボールが出来る講師が良いですね。

日本人は自分の意見を言うのが苦手なので性格もくみ取ってくれる講師はとても有難いですね
話上手より聞き上手、聞き上手より、話させ上手が良い講師です。

良い講師とレッスンすると英語が上達してうまく話せたような気分になります
ニーズに合わせてレッスン、アドバイスしてくれる講師
こちらのニーズを最初に聞いてくれる講師は良いですね。
間違いを指摘して欲しいかどうかなどの再確認など。こちらから毎回お願いするのは面倒なことも多いですし、こちらからどういったところに重点を置いてレッスンを進めたいかなども伝えやすいです。
レアジョブでは、レッスンの最後にレビューの時間があります。全体の時間をコントロールしてきっちりレビュー時間を取ってくれる講師が良いです。
レッスンの最後にアドバイスしてくれる講師も良いです、どういう部分を強化したら良いか、おすすめの教材は何かなど。

なかなかいませんが潜在的なニーズまでをくみ取ってくれるレベルの高い講師が良いですね
避けた方が良い講師

教え方が下手な講師、経験の少ない講師
教え方が下手な講師は避けた方が良いです。
特に注意が必要なのは、「高学歴=良い講師」ではないです。
教え方という意味では、ノンネイティブの方が上手なケースもあります。
同じノンネイティブとして、こちらの悩みやが分かるからです。
講師としての経験の少ない講師も避けるのが無難です。
発音の訛りが強い講師、英語力がイマイチな講師
フィリピン人は英語が得意と言ってもノンネイティブということには変わりはない。
採用率1%と厳しくしているもののまれに訛りが強すぎる講師もいます。
また、英語力自体が怪しそうな講師もいるのでそういった講師は避けましょう。
講師の音声を聞いて場合によっては、Googleなどの自動翻訳機能を使ってちゃんと発音できているか確認するのが良いと思います。
不愛想な講師、一方的に話をする講師
レアジョブは比較的まじめな講師が多いという印象。ただ、まじめ=不愛想ではないのでプロフェッショナルとしてある程度の愛想は必要。
また、少し質問しただけで一方的にずっと話をする講師も論外。ネイティブスピーカーならまだしも、ノンネイティブの話を一方的に聞いてもあまりリスニング向上の助けにはなりません。
良い講師の選び方

レイティングの低い講師は避ける(4.7以下は選ばない)
レイティング自体は足切りの参考値に使うのがおすすめです。
もちろん高いに越したことははいですが。
- 受講後のレイティングは任意ではない
- レイティング数が開示されていない
からです、また、個人的な経験にはなりますが、
間違いを指摘せず、とにかく楽しいレッスンをするだけの講師でも高いレイティングになりやすいので
レイティングはあくまでも目安で4.7以下ならやめておこうという足きりの指標にするのが良いです。
4.7はあくまでも個人的な経験値ですので、実際には何度か受けてみて自分なりの足切り基準を設けることをおすすめします。

個人的には、他のスクールだとネイティブキャンプの場合は4.9を目安、DMMは4.8を目安にしていますので、スクールによっても基準は違います
講師歴が長い講師、資格のある講師
レアジョブでは講師のレッスン回数はわからないので、講師歴の長さで講師としての経験をみるしかありません。
もちろん講師歴が短くても良い講師もいますが、他が同じ条件なら経験の長い講師が良いです。
講師歴1年未満はさけるのが無難です。
ただ、講師歴が短くても、TESOL、TEFL、TESL、TKTなどの資格を持っていれば安心。
検索画面のフリーワードに入れて探すと分かります。検索結果からすると全体の5%くらいが資格を持っています*
レアジョブの講師が全員TESOLを取得していると紹介しているサイトもありますが、実際にはTESOLに基づいた研修を受けた講師。TESOLの取得を推奨している。なので全員ではないです。詳細はこちら
自分にあった講師を選ぶ
自分と共通点がある講師も話が盛り上がるし、レッスンがうまく進みやすいです。
特にフリートークのときは、年齢が近い講師、興味のある国の講師、共通の趣味や経歴があるような講師など。
検索機能を上手く活用、レッスン後はブックマーク
予約の際に新しい講師とレッスンするときは、検索機能をうまく活用して条件を設定し、講師のプロフィールや音声を確認する。
実際に良い講師だと思えばレッスン後にブックマーク登録をしておく。
この後具体的にご紹介しますが、実際に受けてみてお気に入り講師を探してそのお気に入り講師リストを自分なりに育てていくというのがおすすめの方法です。
実際の講師の選び方(実例)

➊条件を設定する

まずは、予約可能な講師から、予約したい時間を選びます。
上の例だと、9:00~10:00の3スロット分の空いている講師が表示されます。
(開始時間が、9:00~、9:30~、10:00~)
表示される順番を「総合評価順」と「新着順」から選べますが、「総合評価順」を選択します。
(以前はブックマーク数順がありましたが今はありません)
上の例だと、96名の講師が予約可能で、評価が5.0の講師が3名、そのうち、講師歴1年未満をさけると2名いてどちらでも良いですが、今回は年配の男性にしてみます。
レイティングの下のマークは、それぞれ、「初心者」、「ビデオレッスン多め」、「ビジネス認定講師」*です。
*ビジネス認定講師はビジネスコース加入の場合のみ表示されるので
❷講師の空き状況を確認(人気はありそうか)

予約状況を確認します。
ここで、予約が埋まっている方が人気のある講師です。
レアジョブでは予約は1回~4回先(コースによる)までなので翌日以降はあまり予約が入っているケースは少ないですが、先まで入っている場合はかなり人気の講師です。
こちらの講師の場合は、当日はほぼ埋まっていて、翌日も1件。問題ないという感じですね。
❸講師のプロフィール、音声を確認

ここで、音声を聞いて発音に訛りがなさそうかを確認します。

自動字幕起こしなどの機能を使ってちゃんと発音できているかを確認する方法の一つです。
フリートークなどだったら、趣味、ビジネスコースなら職歴なども確認しておきます。
❹ブックマーク

レッスン後に良いなと思ったら、ブックマークしておきます。
ある程度、ブックマーク講師が増えてきたら、まずはブックマーク講師に空きがあるかを確認して、空いていなければ、通常通り検索する、というルーティンが出来上がります。
補足:その他の機能
講師の特徴で選択したり、条件検索も可能です。
そのうち、「おすすめ講師」は全体の10%未満なのでおすすめです。
「ビジネス認定講師」はビジネスコース加入の場合のみ表示されます。加入している場合は、上位10%の基準を満たした講師なので、日常会話のレッスンでももちろんオススメの講師。
それ以外にも、フリーワードに何かキーワードを入れるという検索方法もあります。
例えば、先ほど紹介した、講師資格のTESOL、TEFL、TESL、TKTや、英語力が高いとされている、Call Center のと入れてみたり。
趣味や職業を指定して自分との共通項のある講師を選ぶ、などの方法もあります。

良くある疑問

毎回違う講師か、いつも同じ講師か
完璧な講師はいないし、得意不得意があるので複数の講師とレッスンする方が良い。
一方で毎回違う講師だと、自分のレベルを把握してておらず、ニーズにあったレッスンが受け辛い。
なので、理想的には
「何人かのお気に入りの講師リスト(ブックマーク)を作って、その中から目的別に講師を選ぶ」
です。

自分のお気に入りリスト(ブックマーク)を育てていくようなイメージですね
ノンネイティブで大丈夫か?
レベルや目的別で異なるというのが個人的な意見です。
- 初心者:日本人、フィリピン人
- 中級者:フィリピン人、他のノンネイティブ(セルビア人など)、ネイティブ
- 上級者:ネイティブ
本当の初級の方であれば、日本人の講師や、外国人でも日本語が話せる講師が良いですし、少し話せるようになれば、教え方がうまく、ノリも良いフィリピン人。
中級レベルになってくれば、他のノンネイティブでも良いですね。
また、そのあたりからは、ネイティブとレッスンをして本物の英語に触れる方が自信につながりますし、発音も良くなります。
レアジョブでは、日本人とフィリピン人のみですので、初級~中級向きということになります。
ネイティブと非ネイティブ講師のメリット、デメリットについてはこちらの記事で解説していますのでご参照ください。
まとめ

レアジョブは高い質の講師が多いという評判ですし、実際に使った感想もその通り。
ただ、中にはイマイチな講師や自分に合わない講師がいるのも事実。
今回解説した内容を試すことで、良い講師との出会いの助けになればと思います。
【良い講師】
【イマイチな講師】
【講師の選び方】
【実際の講師の選び方】
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